たとえそこに石碑しかなくても

京都周辺で訪れた史跡を記録がてら綴ります。たとえそこに石碑しかなくても、往時に思いを馳せます。

明治天皇陵

今日は伏見桃山明治天皇陵です。

 

京阪・伏見桃山駅を降り、東に向かっててくてく歩き、御香宮神社の横を抜けてさらに歩いていくと、参道に入ります。

 

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参道入り口

ここからさらにてくてく歩いていくと、明治天皇陵にたどり着きます。

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明治天皇陵正面

とても素晴らしい眺めでした。御陵は豊臣秀吉が築いた旧伏見城跡に築かれており、小高い丘の上にあるので見晴らしはとても良いです。明治天皇の遺言によりこの地に埋葬されたそうです。

 

御陵からの眺めももちろんですが、私は御陵自体の美しさにも感動してしまいました。これまでにもいくつか天皇陵を訪ねたことがありましたが、多くの天皇陵は⛩の向こうに手付かずの木が生い茂っています。それに比べ明治天皇陵は円丘が見え、写真手前の⛩から向こうの⛩までの間の木は手入れがされていました。11月の澄んだ空と相まって、とても綺麗だと思いました。

 

明治天皇陵を訪ねた理由はもう一つ、「御陵印」を集めるためでもありました。

かつては御陵印は各陵墓で保管していたそうですが、現在では5つの陵墓監区事務所により保管されています。明治天皇陵敷地内にある桃山陵墓監区事務所では、神代三陵も含めた全29印の御陵印が手に入ります。

専用の御陵印帳を持参して、ペタペタ押してきました。

 

それから、明治天皇陵と言えば、大階段が有名かと思いますが、私は横道の方から入ってきてしまったので、帰りに階段を下りていきました。

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上からの眺め



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階段・下から見ると…

降りてしまうともう全然上が見えないですね。階段を上るのはかなり大変そう。体力に自信がないので横道から入って正解だったかもしれません。

 

というわけで、明治天皇陵訪問記は以上でございます。

他の天皇陵も順次訪ねていきたいと思っているので、続報をお待ちください。

 

 

 

坂本龍馬寓居之址

初投稿です。

 

ぼちぼちと訪ねて回った京都の歴史関係の場所を記録してゆきます。

幕末関連が主になります。

 

手始めに、三条木屋町をちょっと下って入ったところにある、坂本龍馬寓居之址。

酢屋という材木商の家ですが、ここの二階の部屋に坂本龍馬は住んでいました。現在も一階はお店になっており、二階に展示があります。

 

この酢屋に身を寄せていた時期に、船中八策大政奉還の建白書をまとめ、ここを本部として海援隊の活動を行っていたようです。二階の出格子と、その前に置かれた文机を見ると、なんとなく当時の様子が浮かんでくるようでした。

 

当時は家の前が高瀬川舟入で、高瀬舟が出入りしていたらしいので、今とは見える景色が違ったでしょうね。

 

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坂本龍馬寓居跡(海援隊本部だったらしい)

(2020年6月14日)